三菱PLC サンプリングトレース機能を使います

FA応用

バグや問題が発生したときに、どうやって解決しますか?三菱PLCにはサンプリングトレース機能という便利な機能があるので、これを使ってプログラムのバグ対応をしていきましょう。

サンプリングトレース設定と起動

デバッグーサンプリングトレースで開きます。

トリガを手動でM0とします。

トリガ前とは、M0がONする前の設定した条件での回数で

トリガ後はM0がONした後になります。

総数で8192回までとなりますので、必要に応じて変更する必要があります。

最速でスキャン毎に記録が可能です。

設定参考です。

サンプリングを実行してみます

SampleをGXWorks2で作成します。

テスト用に簡単なプログラムを作ります。

D0をカウントアップさせて、1000になったら、M0をONします。

M0がONとなった時のD0がわかりますか?

サンプリングを実行するには、トレースを手動実行します。

自動実行やプログラムでのサンプリングを実行機能もあります。

サンプリングを実行するとこんな感じとなります。

M0がONするまでは、トリガ後データは進みません。

全部トリガ取り終わるまでお待ちください。

完了するとこんな感じで見ることが可能です。

今回は、サンプル数多かったので醜くなってしまった。

使い方に合わせて回数設定しましょう。

まとめ

サンプリングを実行したデータはCSVファイルに保存できます。

エクセルでも見ることができるので、何回か実行したデータを名変更して保存できますし、資料としても提出できます。

トリガの回数、デバイスの設定容量は無限ではないので、使い方は考慮しないといけませんが、高速処理中の問題解決にはいいですね。

ぜひ使ってみてください。

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