キーエンスPLC KVの最上位機種ですが、KV7500とKV8000では機能に違いがあります。その用途に応じて機種変更して使用するケースがあったので紹介します。
主な違いですが、KV8000はカメラの運転監視機能があります。KV7500はその機能はないですが、簡易PLC通信等便利な機能が使えますのでカメラを使用しない場合はKV7500のほうが使いやすいです。
KV7500→KV8000のアップグレード
KV7500からKV8000へ機種変更します。ユニット右クリック機種変更で変更します。
KV8000のCPUユニットでは簡易PLCリンク機能が使えません
KV8000に機種変更できました。拡張ユニットがある場合システムバージョンが違うと使用できない場合があるので、状況に応じてシステムアップデートの作業が必要となります。
KV8000→KV7500ダウングレードの場合
KV8000からKV7500の場合は機種変更機能が使えませんので、手動で実行します。
まず新規でKV7500を作成します。
エクスプローラーでKV8000のフォルダを開きます。
デバイスコメントを保存します。KV80を開いてデバイスコメントの保存でわかる名称で保存します。
KV75Bを開いて先に保存したファイルを読出します。
次にプログラムをコピーします
KV80でプログラムをすべて選択してKV75Bへコピペします
Main以外にプログラムがある場合はデータを作成してラダーをコピペします。
他のデータについて
個別の設定データ CC-LINK設定、シリアル通信設定は個別に保存できるので設定保存>読出しで対応します。
まとめ
どのメーカーでもダウングレードは用意しないでしょう。キーエンスの場合、KV8000で選定したが、機能的にKV7500のほうがいい場合もあり、ダウングレードが必要なケースもあるかと思います。
結構面倒なので、事前に仕様をよく確認して機種選定したほうがいいです。
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