キーエンスPLCのすごいところ 変数プログラム その1 使い方

KEYENCE

デバイス管理を簡単に

プログラム製作では、プログラムの可読性の向上、流用性の向上がよく話題に上がります。

実際に古くからM社のPLC設計では、EXCEL等も用いてデバイスの割付設定表を作成していました。

キーエンスPLC KV8000では変数の登録が簡単になったので紹介します。

ローカル変数とグローバル変数について

ローカル変数とは、例えばMainというプログラムの中だけで有効な変数をいいます。

この場合、Mainでローカル変数で登録作成したプログラムは、Main2とコピーしたプログラムでもこのプログラム内だけで有効な変数となります。そのため、1台分のプログラムを作って、コピペするだけで何台分もプログラムを簡単につくれます。

グローバル変数の場合はMainのほかで使用しても同じように使うことができます。

MainのほかにMain2でも同じ名称で使うことができます。プロジェクト内すべてで有効となります。

KV75でローカル変数 登録する場合

以前の登録の場合、Nb_testと入力した後に、ローカル変数またはグローバル変数に登録します。

KV80でローカル変数 登録する場合

プログラムで書いたあとにローカル変数登録とすれば簡単に登録できます。

また、1個ずつ実施しなくても複数でも同時に登録可能です。

使い方のまとめ

変数の使い方ですが、例えば、内部変数の場合n;グローバル変数の場合g;ビットで使う場合b;ワードで使う場合dとします。

nb_ボタン nd_番号等プログラム上でローカル変数なのか、どういうデバイスなのかわかりやすくしたほうがいいでしょう。

ワードデータの場合は、1ワード2ワードの区別や実数、文字列も区別しておくとよりわかりやすいです。

プログラム工数削減について

ここで紹介した機能を使うとデバイスを設定してコメント入力することは不要となります。

これだけで大幅な時短になります。必要があればコメント記載もできます。それも3項目対応しているので海外で展開する場合、日本語変数を英語、中国語のコメントで使うことも可能ですね。

また、同じようなプログラムであればコピーするだけで、デバイス競合しないので使うことができます。(グローバル変数には注意が必要です)

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