安全コントローラーとPLC通信

FA基礎

キーエンス安全コントローラー(GC-1000)をよく使います。

これ1台で安全を担保できるすごい機器です。

そのため、既存設備にGCコントローラーを追加する案件があります。

GCコントローラーはキーエンスですが、三菱のQシリーズと接続するケースがありました。

イーサネット通信(MCプロトコル)で接続するとLANケーブル1本でやり取りできるので便利です。

 この通信設定がわかりにくかったので紹介します。

図はRですが、今回はQに接続します。

Qはイーサネットがあるものになりますのでユニバーサル仕様のイーサネットありになります。

設定について

MCプロトコルで設定する場合、GC側で送るアドレスは固定になります。アドレスは下記の通りになります。

GCのどのデータを読み出しするか、どのデータを書き込みするか・・を決めます。

データの書き込み属性R/Wとしてある部分が書き込み可能です。

三菱PLCの設定

PCパラメータを開きます

RUN中書き込みを許可するにチェックします。

オープン設定

オープン設定をします。 TCP通信 MCプロトコルを選択します。

自局のポートは、5010から5018とします。

※GCとは最大4つしか通信を開けません。

シンプルCPU通信設定

シンプルCPU通信設定をします

交信相手先は同じGCコントローラーのIPアドレスになりますが、交信数分設定します。

読出しするアドレスはY・・アドレス番号となります。

交信相手先のポート番号は固定で5100になります。

GCコントローラーの設定

GCコントローラーのイーサネット通信の設定です。MCプロトコルはバイナリ形式コード 0010となります

通信入出力部分は、MCプロトコルの場合点数が決まっています。

通信入力0.00は、以下の通りアドレス100Hとなります。

X表記の場合100H=1000となります。

参照マニュアルです

まとめ

通信設定で5ブロック以上使いたい場合、MCプロトコルプログラムを書かないといけないのたいへんになります。

通信は、設定したあと繋がらないことがあるので、PLCとGCコントローラーを電源ON/OFFしたほうがよいでしょう。また、通信再起動するには、以外と時間がかかるので1分程度待ってから対応するようにしたほうがよいです。

通信信号をPLCで使用する場合は、通信が確立していることを確認したほうがよいでしょう。例えば、GCコントローラー通信出力をフリッカ信号として出力してその信号を監視します。

安全回路にかかわる部分はIOでやりましょう

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