工場での省エネについて

IOTとDX推進

省エネとは

省エネルギーの略で、工場では、電力の削減が主となります。

ほかにも、ガス、水のほか、電気エネルギーで作られているのも(圧縮エアー)などの削減も同じです。

 省エネの主な目的は、CO2削減です。最近の異常気象を含めたCO2増加による温暖化がもたらす被害を減らすためにも必要なことになり、また、各企業は、省エネ法に基づきエネルギーの削減に努める必要があります。

 CO2削減といっても、電気消すことがなぜ?ということになります。それは、電気をつくるのに、大量の油を燃焼させて発電しているからです。工場では、設備の更新による使用電力の増加、また、装置の劣化による出力性能の劣化からもなにもしなくても同じ生産活動をしていると毎年増エネとなります。年間6%の削減が義務付けされています。

省エネ改善事例の紹介

間欠運転化

連続運転しているものを間欠で運転させるようにします。停止している時間だけ省エネとなりますが、起動、停止を繰り返す場合、起動時のエネルギーが大きい装置の場合は、運転方法を検討する必要があります。

プログラムの変更だけで行えるので、簡単で導入しやすいが、技術者がいない場合は、一番大変かも

時間運転

間欠運転と似ていますが、次の日の予定に合わせて前日から電源を入れる場合などは、タイマー起動することで、人件費と省エネになります。

昇温する装置などには、ウィークリータイマーとか標準でついていますね。

コンプレッサーの省エネ

生産工場では、ほぼつかわれているコンプレッサーです。省エネでは、まず、リーク(エアー漏れ)チェックが大変有効です。微量でも漏れていれば、年間換算するとかなりの金額になります。

また、コンプレッサー本体も省エネ対象です。経年劣化により出力がでない。適正な出力の装置でない。インバータでない場合も更新を検討することだけで大幅な効果をえることができます。H社、K社の購入検討時に事前に調査と省エネ試算も無料でしてくれます。

ボイラーの省エネ

ボイラーは、ドレン回収と配管や機器の保温が主となります。ドレントラップの故障でダダ洩れチェックも忘れずに。定期的な交換がおすすめです。ドレン回収と保温は、改造費用が大きいので要検討です。

保温、断熱

熱機器関係の場合は、保温断熱、熱交換が大きな効果を生みます。効果が目に見えにくいので、事前によく検討することを進めます。

インバーター化

汎用モーター装置をインバーターを導入することでエネルギーの削減をします。工場の空調機器等で効果があります。インバーターを入れて周波数を下げるまたは、必要に応じて調整することで削減となります。常時、50または60Hzで運転する場合は、インバーターのエネルギー分だけ増エネとなります。

高効率モーターへの更新

0.4Kw以上のモーターはすでに高効率モーターしか入手できませんね。モーターを交換するだけで、省エネとなります。起動電流が増える場合があるので、既設の更新の場合、サーマル設定等注意が必要となります

照明(LED化、自動化)

家庭でもそうですが、蛍光灯も廃盤となります。LED化により、省エネとなりますね。

また、自動点滅機も色々な種類があるますので、家庭、事務所だけでなく、生産工場の中の照明も自動化することをお勧めします。

反応しなくて途中で電気が切れる心配される方もいますが、大抵の場合は遅延時間の延長と人感センサーの子機増設で対応可能です。

油圧ポンプの省エネ

油圧ポンプも省エネ可能です。使用機器をよく調査する必要がありますが、インバーターを入れて適正な運転方法を確立することで可能です。メーカーからは、ユニットですでに省エネできるタイプのものもあります。

まとめ

Iotによる監視ですぐに省エネできるわけではありません。情報をみて、省エネ推進していくことが大事ですね。

電力監視については、三菱からでているE-Energy やEco-Serverなどがあります。

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