ステップラダープログラムについて その1

Gtech PLCプログラム

ステップラダーとは

ステップラダーとは、デバイスの数値で状態を管理するプログラムのことです。ステップラダーを使うプログラマーをステッパーといいます。

ステップラダーのメリットについて(自己保持回路と比べた場合)

・自己保持回路ではやりにくい制御、条件分岐やILがたくさんある場合等では、ステップラダーのほうが断然プログラムしやすく可読性が高い

ただし、ステップラダーの手法を理解できないと全然わからない

・自己保持回路は、電気ハード回路の延長で考えることができるので、電気屋さんは入りやすい。ただ、難しい制御には不適であり、デバッグ時も大変です。

・ステップラダーは状態を数値化できるので、スタート前状態=0 移動中10とだれでも状態把握しやすくなるので、デバッグ時やトラブル対応時もプログラム修正等対応しやすいです。

自己保持回路でシーケンス制御の場合(参考資料)

基本形はこんな形となります。次のステップで前の状態を保持しない場合と保持する場合もあります。

単純ステップ回路について

ステップ開始回路と状態のビット化

X0入力開始PBでステップ動作中を保持します。

この時に状態番号 ステップ=1とします。

次の部分では状態遷移をビット化します。

状態変化信号

状態信号をビット化したら、その状態で応答信号(または完了信号)がきたら、状態遷移ビット(M50)をオンさせます。

開始のラダーで記述したようにM50がオンすると状態が1進みます。

状態の応答信号または完了信号はこのように処理します。

出力信号

出力信号のサンプルラダーです。

その1 まとめ

このラダーの形はかたちで覚えてしますことがいいでしょう?割と見かける手法なので一般的なステップラダー記述方法かと思います。

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