GOT三菱電機タッチパネルでフリーズとは・・
メンテナンス終了後、電源投入したがタッチパネルが操作できない、PLCとタッチパネル両方を再起動すると画面がフリーズして動作できないことがあります。
最近はEthernetで複数接続、異種PLC接続するので原因もわからない・・なんてこともあります
フリーズ
フリーズの症状ですが、
1.立ち上げの時、起動画面で+印が回るのが遅くなり、起動してもデバイスの表示がされません。ウィンドウ移動も場合によってはできません
2.運転中の場合、表示されているがタッチパネルの指示で動作しない、ウィンドウの移行はするが非常に遅れます。
原因
通信ができていないことが一番の原因となります。
設定間違い、本体または通信ユニットの異常、ケーブル等の不良もあります。
対応と確認方法
GOT本体の異常の場合はGOTをリセットします。
背面にRESETボタンがありますのでここでリセットできます
設定の確認
1対1通信等の場合は設定を再確認すること
GOTのメンテナス画面で異常の確認
画面左上を押すことで画面メンテナンスに移行できますのでここで異常がないか確認しまう。メンテナンス画面の位置はGOTの設定で4隅の位置同時押し等も変更可能ですので元データがあれば設定を確認しましょう
イーサネット通信の場合
イーサネット通信の場合複数の接続設定が可能です
①GOTからの通信確認
通信確認する場合はメンテナンス画面でPing確認することができます。
※Pingが通るからといって情報伝送できるわけではありませんので注意して
②PLC側の通信確認
対象機器が複数ある場合は自局設定しているPLCから調べましょう
GXWorks2のパラメータ内蔵イーサネットポートの設定で設定を確認します。
なにも設定していない場合はある程度自動認識してくれます。
次のようにMCプロトコル等を設定すると設定が有効になる?
GOTのタッチパネルの設定はUDP MELSOFT接続です。
※TCPは通信確認する。UDPは確認なしで送受信する・・
通信状況を見ます
TCPで接続しているのはモニターしているパソコンになります
UDPは同じIPですが、2台接続していて、通信していると切り替わります。
Ethernet通信の場合接続しているタッチパネル分ポートがないと通信できない場合があります。全部で16ポートしかありません。(+1あるようですが・・メンテ用でしょうか)
できない場合があるとはUDP通信なので相手を確認せずに通信しているから・・処理がオーバーフローしない限りは通信できるようです。便利ですが、メンテ後に立ち上げや異常になるとフリーズ状態になって原因もわからない、今まで動作していたのに・・普及で迷子になることもあるので注意しましょう
他にもあるよ
Ethernet通信では
1.複数のタッチパネルが動作しない・・追加した機器のIPアドレスの競合
2.タッチパネル動作が遅い、一部機能が動かなし・・通信ケーブル断線またはハブの故障、本体異常
3.通信相手先の異常・・相手先の設定間違い、または設定オーバー、UDP/TCP違い
などの原因もありました
まとめ
最初から動作しない場合は、わかりやすい?のですが、ラインに追加、改造の場合ほかの影響も受けますし、途中で接続設定変更されてずっと動いていて・・その後の電源再投入時フリーズなんてこともありますので、原因追及も難しいです。
こういこともあるからと覚えておくと対応が可能かもしれません。
今回トラブったのも症状としては、電力調整器が動作しないってことでしたので普通原因わからないですよね
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