GX Developerからの卒業2 XYM表示でキーエンスPLCに簡単変換

FA基礎

三菱電機PLC GX Developerで設計されたものを同じ三菱製のWorks2に変換して使うというのを以前紹介しましたが、昨今のFA機器関連の需要ひっ迫もあり、KEYENCEのPLCを検討している方もいるかと思います。

そこで、GX Developerからの卒業2 XYM表示でキーエンスPLCに簡単変換で紹介します。簡単といってもほぼ手作業ですので、ご注意願います。

GX Developerを開く

サンプルファイルを開きます。

KEYENCE PLCを新規で開きます

まずは、ツール>オプション>設定でXYM表示モードにします。

こうすることで入出力XYと内部デバイスMを三菱と同じように使用できます。

デバイスコメントのコピー

まずはDeveloperでコメントを開いて必要な部分をコピーします。

KEYENCE PLCデバイスコメントでM500を検索して貼り付けします。

ラダーを記述する

あとは、ラダーを並べて記述していきます。

*注意点 

常時ON SM400はCR2002となります。

表示の仕方が若干違うのでチェックしやすいようになるべくラダー構成を同じようにします。

XYは3000番台となるので、XY3000番台またはR(リレー)番号に振り替えが必要になります。

変数を使う場合

変数を使えば、XX・・とかデバイス名と競合しない名称を割付することもできます。

まとめ

ラダー記述は自己保持メインの場合はこの手法は有効ですね。

複雑な計算等がある場合やインテリユニット設定がある場合は、難しいので、キーエンスPLCの標準機能を使ったほうが展開は早いです。わざわざ解読して真似る時間が無駄です。

キーエンスPLCのXYM形式表示ですが、三菱に慣れている人はこの表示のほうがプログラムしやすいかと思います。

キーエンスになれてくるとR番号とかMアドレスの変換でタッチパネル等もその表示対応になっていないこともあるので逆に面倒になります。ちょっと大作のプログラム作成の場合は、XYMでないほうがいいでしょう。

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