SCADA RS32View Ver7のアップデート

FA記事

SCADAとは

SCADA(Supervisory Control And Data Acquisition の略。読み方はスキャダ)は、産業制御システムの一種であり、コンピュータによるシステム監視とプロセス制御を行う。対象プロセスは、以下のような生産工程やインフラや設備に関するものである。By ウィキペディア

SCADAのメリット、デメリット

メリット

・PC制御なので、言語系との親和性がよい・・PLCで難しい制御もできる(今はPLCでもできることも多い

・画面作画機能がタッチパネルより高性能であり、視覚性もいい

・標準でアラーム、制御、ロギング、セキュリティ機能がある

デメリット

・価格が高い 1ライセンス100万はざらです

・パソコンのOSに依存するので、更新周期が早い。汎用PCの場合PCの寿命にも依存されるので、更新周期5-10年ほどとなる

RS32Viewのアップデートについて

RS32View Ver7はオムロンがRockwellと提携して日本国内でフォローしたようですが、Windows7対応のVer7.6以降は直接Rockwellと相談する必要があります。

1.現状

ライセンス

Win2000 OSでライセンスはフロッピーディスクで移行する

Windows XPで本体 HDD認識

2.Windows7 移行

2つのシステムがあり、PCを更新するには、ライセンス移行が必須

XPへ移行するのにオムロンに問い合わせしたがすでに対応できない・

仕方なくライセンス移行をトライするがインターネット認証できない・・

仕方なくRockwellに問い合わせするが、対応悪い・・

仕方なく商社経由で確認するが、全然すすまない・・

仕方なくRockwellとメンテナンス契約を結ぶ・・太平洋地区担当と連絡がつくが、中華系の日本語で専門用語も多く、うまくいかない・・

結果としてWEBライセンスの場合、サーバーが海外にあり、また、古しバージョンでの対応がうまくいってないようでした。

ライセンス管理ソフトの画面です

2.Verアップへ

ライセンス対応するのにUSBドングルライセンスもあるようなので、USBライセンスを購入、ライセンス移行をしました。(結構高かった・・)

その際にWindows XPのパソコン更新をすると伝えると最新版Ver7.6以降はWindows7対応してることが判明する。Rockwellとメンテ契約(1年単位)でしていたので最新バージョンをダウンロードして実行する

3.課題点

SCADAは完全な日本語対応できていなかったようで、一部イベントログ等に文字化けが発生。問い合わせしても解決できなかった。

.net Frameworkのバージョンで日本語表記で問題があったのか?不明です。

が、オムロン CX-ONE、キーエンス KVソフト、三菱 GXWorks2をインストールした後にSCADAをインストールすることで日本語表記がなおった・・。

まとめ

メーカーでセットアップを依頼すると1台50-100万、さらにWindowsXPはすでに入手不可なので全体更新が必要でその場合、5千万―1億以上かかる(ハードウェア込み)です。

今回、ライセンス契約やUSBドングル購入で100万ほど、PC購入で数百万と私の労力を考えてもかなりのコスト削減ができたと思います。

いや一番は現状安定している状況を更新による初期不良で・・するにはリスクありすぎですよね

そのほかのSCADAについて

・Joywatcher 

三菱の計装PLCを設計するときに導入検討しました。計装PLCとの接続で三菱、オムロンは簡単接続可能。以前は三菱電機でフォローしていたと・・

AVEVA Plant SCADA(旧 Citect SCADA

Profaceがシュナイダーエレクトリックの傘下となりSCADAを取り入れしたもので、Cirectの導入研修会に参加したこともあります。有名なビル管理システムとして導入されているそうです。

・MC Works64 

三菱電機のSCADAソフトです

・FA-PANEL

安価なSCADAソフトです

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