はじめに
PLCに接続する・・接続して何をするかということですが、
- 新規PLCプログラム書き込み
- トラブル対応でモニタ、修正する
- 改造するためにプログラムを書き込みする
などがあげられます。新規や改造は設計の部分となるので今回はプログラム改造でのやり方について紹介します。
プログラム変更の方法について
事前バックアップ
バックアップデータがあれば、まずはPLCに接続して照合し、不一致があれば読出ししましょう。例:制御盤名称(また装置名称)_年月日_リビジョン番号のようにしてバックアップを保存します。
プログラム変更
別名保存したプログラムでプログラム変更します。
プログラムデバッグ
プログラムデバッグをしましょう。シミュレーション環境を準備します。タッチパネルもシミュレータ連携したほうが操作性の確認もできます。
※シミュレータでは、入力信号も疑似で作成することで動作の確認がスムーズにできます。
OUTコイル X000を状態に応じたプログラムを作成するのです。SIM等プログラムブロックを別管理しておくことで実機の時にSIMだけ削除できるので環境移行も簡単になります。
で紹介していますので参考にしてください。
プログラム書込
デバッグできたら、書き込みします。
書き込みする場合、プログラムだけの書き込みの場合はRUN中書き込み可能ですが、パラメータを書き込みする場合PLCは停止しますので注意が必要となります。
また、インテリユニットの書き込みをした場合、リセットをしないと設定が反映されないのでこれも注意が必要です。
少しのプログラム変更の場合は、RUN中書き込みで動かしながらする場合もあります。
RUN中書き込みでの注意点
RUN中書き込みで一番注意が必要なのが、この演算エラーです。
RUN中書き込みでゼロで除算してしまうとかは時々ありますので、パラメータで演算エラー、拡張命令エラーでの停止を続行としたほうがいいでしょう。
装置が停止中でもPLCがストップしてしまうと不用意な装置の破損となる場合もあるので気をつけましょう。このパラメータを変更する場合はPLCがストップします。
改造点のブックマーク
行コメントを使うことで改造部分の履歴管理が簡単になります。
行コメントに改造内容リビジョンも記入すれば管理が楽になります。また、デバッグでも変更した部分にすぐにジャンプできます。
まとめ
古いPLCの場合、モニタするだけでもPLCが停止することもありました。CPUユニットへの接続は十分に注意をして接続しましょう。
改造では動作中にパニックとなってしまう場合もあります。バックアップをもってすぐに元に戻せる保証を確保しておきましょう。
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